『ロボコップ』part2

六十郎の伊藤正尚です。

今月は、BS放送で『ロボコップ』シリーズの特集が組まれていました。たまたま、1987年に公開された第1作の『ロボコップ』のラストを観ました。1980年代、デトロイトが自動車産業の不振で荒廃し始めたていた様です。その為、近未来ですがデトロイトが廃墟となり治安維持の為に警察が民営化され、悪意を持った経営者に支配されている設定です。荒んだ空気を払拭したのが、正義の心を持って殉職した警察官がサイボーグ警察官として蘇り、悪を退治する痛快SFアクション映画です。

リーマンショックで自動車業界の再編がありましたが、巨大市場の中国での販売増加もあり自動車業界は右肩上がりでここ数年は推移しています。その陰で、自動車業者による不祥事が続いています。昨年は、韓国の現代自動車が燃費の改ざんが有りアメリカ司法当局に114億円余りを支払っています。トヨタも、事故対応不備が指摘され1000億以上の罰金を支払ったと言われています。そして、VWは不正ソフト問題で2兆円余りの罰金とも言われています。

戦後のモータリーゼーションもあり自動車業界は各国で成長し、今や、世界規模での競争となりました。先に記した自動車業界再編で、VWは傘下に10以上のブランドを抱えています。アメリカのクライスラーは、イタリアのフィアットの傘下になっています。GMも、アメリカ政府の支援が入り再建を果たしています。日本でも、資本提携の形でグループ化されつつあります。自動車業界はその国の経済を左右するだけに、問題が起きると幅広く影響が出ます。

VW問題で、地元ドイツ市民も心配をしています。特に、企業城下町なっているドイツ北部は影響が大きいだけに不安も大きい様です。もし、VW問題が拗れると移民問題も絡みより複雑化します。ネオナチ化が一部で起きている様ですが、対応を誤ると『ロボコップ』の世界が出現しそうです。日本でも、自動産業城下町では日系人を中心とした外国人労働者が増えています。もし、彼等を養う事が出来なくなれば、我が国の城下町で映画の世界が出現しても不思議ではありません。

では。(2015,09,30)
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