「“宿命の女”なればこそ」

六十郎の伊藤正尚です。

今年6月の東京をスタートして全国で3500万人を動員した映画祭があります。今年82歳の若尾文子の主演作約60本を上演する映画祭でした。私は残念ながら観る事が出来ず悔しがっていましたが、また、年末年始に新宿で映画祭が再度行われる様です。12月26日には、若尾文子自身がトークショーに出た様です。こういった機会を地方在住ですと逃してしまいます。体力があれば、日帰りで行きたいと思いますが、今回も、再び悔し涙を流します。

映画祭に合わせてか、ハードカバー本「“宿命の女”なればこそ」が今年6月に発売されています。私は、出版を待って映画祭に行けないので買っています。内容は、共同通信社の記者が、映画祭で上映予定の作品に関連した事柄を若尾文子本人にインタビューしています。伝説等の確認もあり、ファンとしては嬉しい内容です。この本を読んでいるので、より映画が観たくなります。仕方がないので、来年はDVDで観る事にします。

以前にも書きましたが、若尾文子は1933年の東京生まれです。小学生で仙台に疎開をし、仙台市内の高校生の時に長谷川一夫と遭遇し大映に入社したと言われていました。他のインタビュー本でもその様に答えていた記憶があります。しかし、この本では長谷川一夫にあった時に「女優になりたい。」と言ったが、紹介された訳でも無く、東京に嫁いだ姉を頼って上京し、ニューフェイスを受けたと言っています。事実は藪の中ですが、当時から目立っていた事は間違い無い様です。

映画で長年主役を張っていたトップ女優ですので、良い意味でプライドもあります。CMでの好感度もあり、映画へのオファーもある様です。ただ、老婆役が多いとの事で出演に躊躇している様です。若尾文子より一回り若い梶芽衣子も映画出演を願っていますが、やはり、老婆的な役柄に為断っていると言っています。日本映画の現状では、若尾文子や梶芽衣子が主演をつとめる企画は通らないと思いますが、映画祭の動員力を見るとチャレンジするプロデューサーが出て来るかもしれません。頑張れ若尾文子‼️です。

では。(2915,12,29)
DSC_0157.JPG