『蒲田行進曲』part2

六十郎の伊藤正尚です。

松坂慶子が、NHKの『朝ドラ』に大隈重信の妻役で出演するとのニュースがありました。大隈重信の妻は良妻賢母だったとの事ですが、大隈重信役を高橋英樹が演じますのでバランスから松坂慶子に白羽の矢がたったのかもしれません。二人は、1973年の松竹映画『宮本武蔵』で共演しています。前年の1972年から松坂慶子は、松竹に移籍しています。2016年の“松竹カレンダー”の1月は松坂慶子ですので、40年以上松竹の看板を背負ってきた事になります。

松坂慶子は、1952年生まれです。学年で、私の一学年先輩になります。大映映画が倒産間際、関根恵子と松坂慶子が高校生物で話題をさらいます。特に、関根恵子は一糸纏わぬ姿をスクリーンに曝し、大人気となります。遅れて松坂慶子も主演しますが大映映画が倒産し、松竹に移籍してから、その妖艶な美貌で人気を得ます。1982年に松竹系で公開された『蒲田行進曲』で日本アカデミー賞最優秀女優賞を受賞しています。この頃は、正に松竹映画の看板女優でした。

『蒲田行進曲』は、つかこうへいが東映映画の大部屋俳優のエピソードを聴き、舞台作品にしました。舞台では、風間杜夫と平田満が主役コンビを演じ、映画化でも主演コンビとなります。しかし舞台の人気と映画興行では違う為、松竹映画の配給となった事もあり小夏役に松坂慶子が配役された訳です。深作欣二監督は、松坂慶子を一糸纏わぬ姿にするなどして「ヒットしない」との前評判を覆し、口コミ客も加わり大ヒットすると共に各映画賞を多数受賞する作品に仕上げました。

深作欣二監督と松坂慶子は、その後、公私共にこの頃急接近していたと伝えられています。私生活面でのトラブルもあって、その後、松坂慶子の容姿が急激にふくよかになったり激ヤセしたりします。そんな事もあり、主演から脇に回りますが、やはり、その存在感は画面で引き立っていました。メナード化粧品のCMも、岩下志麻に代わってつとめています。NHKのドラマには最近は欠かせない様で、多々出演しています。2016年も、松坂慶子の奮闘が続く様です。

では。(2016,01,17)
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