「鴨川ホルモー」

六十郎の伊藤正尚です。

先日、NHKの夜のニュース番組で京都の川床の話題を取り上げていました。基本は、5月1日から9月30日の夜床で、5月と9月は昼床の営業もある様です。床の営業スタイルも様々で、和食だけでなくフレンチにイタリアもある様です。何時も、四条大橋から床を眺めるだけですので、一度は、食事をしたく思います。その川床は、鴨川の河川敷に設置されますが、鴨川と聞くと2006年に発売された万城目学の「鴨川ホルモー」を思い出します。

万城目学は、京都大学の出身でその時の体験?をベースに書いた様です。私は、「鹿男あをによし」で万城目学を知り、後から文庫本を買いましたが数ページで読むのを断念した苦い記憶があります。その万城目学が、「鴨川ホルモー」の営業を兼ねて各地の書店巡りをした様です。東京では大歓迎され、地元京都なら更にと意気込んで行ったら“けんもほろろ”で、困惑した体験があった様です。その後、本が雑誌やテレビ番組で高く評価され、次作の「鹿男あをによし」で書店巡りをした際は、手のひらを返す様に歓迎された様です。

私は、大阪エリアは営業担当で回りましたが、京都は縁がありませんでした。京都は他所者には冷たい街な様で、営業担当者が苦戦するエリアでした。よって、万城目学の状況も良く分かりました。一定の評価なりを得れば和かに歓迎していただける様ですが、更に食い込むには、それなりの時間が必要と言われています。保険会社でも同様で、営業担当や事故担当が一番行きたく無い異動先が京都エリアと聞いた事があります。

京都の人口の一割が学生と言われています。地元の人からすれば、学生はお客様と言った感覚の様です。よって、万城目学が京都大学の出身者でも、あくまで他所者なのです。京都の住人からすれば、平安の昔から外から来る人間は京都に災いを持って来る事が多かっただけに致し方が無いかも知れません。京都の歴史や住人気質を知ってから訪ねれば、また、違って来るのかも知れません。筍の季節は終わりましたが、鮎の季節が来ます。鴨川では無く、貴船の川床で鮎尽くしも良いかと思います。京都の本当の姿を見る事が出来るのは何時なのでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では。(2016,05,04)

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