♪夜霧のしのび逢い♪

六十郎の伊藤正尚です。

少し古い話題になりますが、昨年の10月に飲酒運転が新聞記事になった事があります。69歳の女性が飲酒運転で捕まり、車の後部座席に座っていた女性の連合いも現行犯逮捕されています。珍しくも無い事件ですが、古い映画ファンはその後部座席に座っていた男の名前を聞き懐かしく思ったのでは無いでしょうか。1964年にギター曲が世界的に話題なります。日本の映画輸入会社がその話題に絡め、輸入した映画に話題のギター曲を勝手?に挿入します。日本では、映画もギター曲もダブルで大ヒットしました。

映画はギリシャ映画『夜霧のしのび逢い』で、ギター曲はフランス人のクロード・チアリが演奏した♪夜霧のしのび逢い♪です。クロード・チアリは、ギター曲を提げて1967年に初来日し大歓迎を受けます。1975年にはハーフの日本人女性と結婚し、1985年に日本に帰化します。よって、正式な名前は“智有 蔵上人”です。日本では、ドラマのテーマ曲等も作曲もし、一時期、国会議員に立候補した事もあったかと思います。♪夜霧のしのび逢い♪は、YouTubeでも聴けます。懐かしいメロディーが哀愁を誘います。

♪夜霧のしのび逢い♪は特に日本で大ヒットしましたが、それ以外にも、日本だけ特に大ヒットした曲が思い出されます。1969年に♪ヴィーナス♪が世界的にヒットしたオランダのロック・バンド“ショッキング・ブルー”の曲がそれです。日本の某レコード会社の担当者が、アルバムに中から♪悲しき鉄道員♪の回転数を速めてシングルカットします。世界的には話題にならなかった様ですが、日本では1970年に大ヒットします。オリジナル曲と聴き比べても確かに日本盤の方が良いのですが、生演奏では無理な感じです。

太古の昔から、日本では大陸や南洋の島々を通して様々な物を受け入れてきました。受け入れた物を日本流にアレンジして来た歴史があります。漢字から、“片仮名”や“平仮名”そして最近では“和製英語”を創り出しています。もし、“片仮名”や“平仮名”が無かったら明治維新以後の急速な西洋化は無かったと思います。最近、外国人旅行者が日本製の日用雑貨を土産に買って帰る傾向が強くなっている様です。日本流のアレンジで、石鹸やヘアアクセサリー等が、外国人旅行者からすれば新鮮で品質が良く好評です。中には、困った輸入品もありますが、まだまだ、日本流アレンジは止まりません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では。(2016,05,14)
DSC_0297.JPG