♪銭形平次♪part2

六十郎の伊藤正尚です。

クイズです。「銭形平次が投げる寛永通宝の価値は、今では幾ら?」です。最も、若い世代の方からは「銭形平次とは誰れ?」となるかも知れません。“ルパン三世の銭形警部”のモデルとなった、岡っ引きの親分です。戦前、野村胡堂の小説の主人公として人気を得て、戦後は、映画化やテレビ化もされています。私は、大川橋蔵が1966年からテレビで888回主演した『銭形平次』を観て育った世代です。舟木一夫が歌った主題歌♪銭形平次♪も人気でした。

その銭形平次の決め技が、腰にぶら下げたけ寛永通宝を投げて敵を成敗する訳です。寛永通宝は、一文と四文があり、表面は同じでも裏面に波模様があるかないかで分けた訳です。小説「銭形平次」の人気の凄さを語る時、ソニーのエピソードが有名です。それは、創業時のソニーの資金面での支えは、名古屋の盛田家と野村胡堂でした。野村胡堂が株主でもあり資金面でも補助していたからです。言わば、“一文銭の投げ銭”人気で、世界のソニーは羽ばたいた訳です。

さて、一文の価値ですが、凡そ現在の20円と言われています。時代劇でお馴染みの屋台の蕎麦屋(夜鳴き蕎麦)は、十六文が相場だった様です。普通は、寛永通宝の四文銭を四枚払う訳です。中には、落語の「刻そば」の様に一文銭で払う事もあった様ですが、基本は、四文銭を四枚払うのが粋だった訳です。屋台の看板に“ニ八そば”と書かれていました。これは、“蕎麦粉八割つなぎ二割”と言うとの説もありますが、ニ×八で十六文の御代を表示しているとの説もあります。今の立ち喰い蕎麦と値段的には似ています。

今年も春先から気温が高く、あの北海道では連日30度を越す日が続いている様です。そうなると、喉越しが爽やかなざる蕎麦が恋しくなります。木立に囲まれた安曇野翁で“鴨せいろ”が食べたくなりますが、現実はそうとは行きません。よって、お馴染みの某蕎麦店へ昨日は昼食を食べに訪ねました。気持ち早めに着いたので一番に座れましたが、あっという間に席が埋まり、思わず「ここは安曇野翁か?」と思った程です。御代は一人四文とは行かず、種物でしたので一人五十文しました。でも、爽やかな喉越しで清涼感も味わえました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では。(2016,05,23)
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