「華麗なる一族」part3

六十郎の伊藤正尚です。

先日、ファーストインプレッション(第一印象)が重要と書きましたが、1973年に発売された山崎豊子の「華麗なる一族」も最初の1ページで登場人物の生活環境やそれぞれの人間性を描ききっています。何故なら、志摩観光ホテルでの正月の食事風景から始まっているからです。“シマカン”の愛称で言われていますが、私が営業で伊勢方面を担当した時は地元の人でも立ち入った事がほとんど無い別格のホテルでした。安倍晋三首相も中学時代に食べた伊勢海老のスープに感動し、その記憶がサミット会場として“シマカン”を推挙した要因の一つの様です。

“シマカン”のある賢島一帯はリアス式海岸の為、海の食材の宝庫です。その食材を活かした日本料理やフランス料理が“シマカン”の名物です。今回のサミットでは“シマカン”の三人の料理人が料理や製菓を担当しました。特に、フランス料理を担当した料理人が若く美しい女性だった事も話題です。その樋口宏江総料理長は、1991年に“シマカン”に入社以来他の店での研修が無い料理人です。しかし、“シマカン”の総料理長の肩書きに見合う実力者です。外務省のHPに提供された料理が紹介されていますので是非ご覧頂くたく思います。

マスコミは、どうしても安倍首相やオバマ大統領等の言動に注目されがちですが、夫人外交も粛々と行われていました。オバマ大統領が専用車で移動したのとは違い、何と、夫人外交は普通のバス(サロンカー)での移動です。当地区選出で現経済産業副大臣のSNSにその時の様子がアップされていますが、バスの後部にあるサロン室?で寛ぎながら移動されていました。親密度を上げるのには格好の場だったかと思います。加えて、料理は地元の高校生が担当しました。テレビドラマにもなった“高校生シェフ”達で、“シマカン”で何度も練習して提供した様です。

オバマ大統領の広島訪問への評価が、各新聞社の世論調査で90%を超えた様です。その為やや伊勢志摩サミットの話題が霞がちですが、懸念されたサミット妨害等が無く、無事終了し私どももホッとしています。伊勢志摩サミットでは主会場の志摩観光ホテルだけで無く名古屋市内でも関連会合があり、パトロールカーや制服警官が目に付きました。今や、東西両陣営が凌ぎを削る時代ではありません。硬軟両面で理解をし合う事で、外交が成り立つ時だです。樋口宏江シェフや“高校生シェフ”の料理も必ず外交成果となると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では。(2016,05,31)
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