♪メリーアン♪

私の後輩に、市の大ホールの運営管理に長く携わっていた人間がいます。箱物行政の批判対象になる大ホールを、埋める企画を立案実行する部署です。大変な苦労をした様ですが、何故か、定年後にも嘱託職員として再勤務しています。経験と言うノウハウが無ければ務まらない部署なのかも知れません。そんな大ホールに、2009年4月、ジ・アルフィーを迎えて興行が打たれました。熱烈な信者も多いグループですので、勿論、満員札止めでした。演奏の合間には高校勢時代にグループ結成をする顛末を自身が演じる、お約束のコントも披露されました。ダチョウ倶楽部の様なゆる〜いコントでした。

スタートは当時全盛のフォークグループでしたが、次第にロックの要素が入って行きます。何故か吉田拓郎に可愛がられ、吉田拓郎の深夜放送のゲスト出演で名前を売って行きます。公式には1973年にデビューとなっていますが、実質は、1983年の♪メリーアン♪のヒット以降が活躍期間と言って良いかも知れません。以後、野外コンサートの動員数やライブ本数では他を圧倒する数を誇っています。個々の才能にも注目が集まり、坂崎幸之助や高見沢俊彦は単独でも活躍するアーティストでもあります。

伝説のフォークソング・グループに“フォーク・クルセダーズ”があります。僅か数年で解散しますが、活動中のインパクトは強烈でした。2002年に、加藤和彦と北山修が再会?し、NHKホールで一度きりのコンサート“新結成記念解散音楽會”を行います。このコンサートに、本来のメンバーである“はしだのりひこ”に代わって坂崎幸之助が参加します。その際の坂崎幸之助の活躍ぶりは、フォークルのファンからも絶賛されています。ジャンルとしてのフォークの黎明期から全盛時代の各アーティストの特徴をよく捉えコピー出来るのは坂崎幸之助だけだと思います。

今年、アルフィーの新作シングル盤が、1983年の♪メリーアン♪以降、33年50作連続でオリコンランキング(シングルランキング3位)に登場したとの記事を目にしました。CDが売れないと言われ続けている時代に、熱烈に支持するファンが多い事を証明しています。グループ内の人間関係で解散に至るグループが多々ある中で40年以上続くのは、相性と共に適度にゆる〜い活動に徹しているかも知れません。ハンドルに、適度な遊びが無いと困る様に、適度な緩さが人間関係には必要な様です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では。(2016,06,01)
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