「イチロー・インタヴューズ」

六十郎の伊藤正尚です。

「あなたは42歳の時、何をしていましたか? 或いは、何をしていたいですか?」と聞かれた時、あなたは即答出来ますか。会社員なら、卒業して20年ですから中間管理職でしょうか。技術系の仕事なら、体が自然に動き安定した製品(作品)を作っているかもしてません。結婚していたら、第一子が中学生か高校生で子育てに奮闘中かもしれません。新社会人なら、まだ20年後の姿は予想も出来ないかもしれません。因みに、私は既に独立し小学校のPTA会長だったかと思います。体力が左右するスポーツの世界では、40歳以上で活躍する人は稀です。今年、プロ野球で40歳以上の野手は、ロッテの井口選手だけです。

大リーグでも40歳以上の野手は少なく、あのアレックス・ロドリゲスでも毎試合の出場はありません。よって、42歳ながら孤軍奮闘するイチローは、アメリカでも関心が高い様です。控えの扱いですが、レギュラー選手が故障気味でスタメンでの出場機会も多々あり、出場する度に活躍し年齢偽称が冗談で言われる程です。イチローの場合は、打つだけでなく守っても走っても高いレベルのプレーをする為に注目されます。日米合算で4,100安打以上を、アメリカだけでも3,000本近い為、イチローのプレーが注目を集めいています。(※最も、日米での合計安打数は日本では注目されていますが、アメリカでは評価が分かれています。)

厚生労働省が発表する簡易生命表によれば、戦前は、平均寿命は50歳を切り47歳前後でした。戦後の1947年(昭和22年)にはじめて50歳を超え、以後、右肩あがりで推移し2013年に男女共に80歳を超えました。衛生面と栄養面が寿命を伸ばしました。昨年に引退した山本昌は、ダッシュ力さえ落ちなければイチローが50歳まで現役が出来ると断言し、イチロー本人にも話したそうです。たゆまぬトレーニングと自身に限界を設けない精神構造もあり、いわゆる“老け込み”はありません。加えて、栄養面でも内助の功があります。

2010年に発売された新書に「イチロー・インタヴューズ」があります。2000年から2010年まで100時間を超えるインタビューから、イチローの印象に残る発言を纏めています。読み直すと、彼の頭の良さが良くわかります。ですから、現状に満足せず常に前向きに野球に臨んでいます。加えて個人だけでなくチームへも最高の貢献を考えています。控えの扱いでも、何時でも準備をし、指名された時に最高のプレーができる様にしています。その姿が、他の選手や監督から自然とリスペクトされます。新書の中で覚悟を持って試合に臨む心情を吐露しています。日米で、記憶にも記憶にも残る生きたレジェンドです。今年も、レジェンドの言動から目が離せません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では。(2016,06,04)
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